DXR165の備忘録

自分用の備忘録です。

Kaby Lake 導入 & Samsung SSD 960 EVO 導入 その2  

大変更新が滞りました。申し訳ございません。
まず、その1の補足です。200シリーズのマザーボードにはM.2スロットが2個以上装備されていることが多いのですが、M.2スロットをPCIeで使用する場合にスロットにより帯域(例 PCIe 3.0 x 4 or PCIe 2.0 x 2 etc)が異なる場合があり注意が必要です。チップセットのグレードが影響しているようで、詳しくはマザーボードの仕様を確認して下さい。

さて、期待のOptane Memoryですが、キャッシュとして使う場合はCPUの条件としてはKbayLakeでしかも、Core i 3以上が必要でPentiumではダメとのことです。このため当方環境ではそれを検証できませんでした。いずれにせよ、そのレビューによるとHDD+Optane Memoryの組み合わせがベストと書いてあり、既存SSDユーザーにはあまり大きなメリットはもたらさないようです。コンシュマー向けOptane SSDの登場を気長に待つこととします。

気を取り直して、再度、NVMe SSDに注目したいと思います。
雑誌・WEBレビューなどでシーケンシャルリードが2000MB/s超え、いや3000MB/s超じゃーなどと大きく取り上げられているNVMe SSDですが、今一度SATA SSDとの性能の違いについて考えたいと思います。その違いの最大点はなにか? 私はランダムアクセス性能にあると思います。Windows OS やアプリケーションは小さなファイル読み書きすることが多く、その際それを早くこなすにはSSDにランダムアクセス性能が求められます。SATA SSDでもHDDと比較すると十分早いですが、NVMeは最初から不揮発性メモリ用に開発されているためレイテンシーがSATAよりも小さいようです。それでは、実際にSATAとNVMeのランダムアクセス性能を検証してみましょう。

検証方法
CrystalDiskMark の4Kランダムアクセス性能(Q= 1,T= 1)で比較

一般にWindowsでは平均キューデプスが2個程度といわれていますので、ベンチマークではQ= 1の値が参考になります。スレッドは1とします。

SATA SSD としてCrucial MX300 275GB
NVMe SSDとしてSamsung SSD 960 EVO 250GB

ともにシステムドライブとして計測しました。

Test : 1024 MiB [C: 13.0% (30.2/232.3 GiB)] (x5)  [Interval=5 sec]
OS : Windows 10  [10.0 Build 15063] (x64)


検証結果
Crucial MX300 275GB
  Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) :    22.714 MB/s [  5545.4 IOPS]
  Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) :   109.986 MB/s [ 26852.1 IOPS]

Samsung SSD 960 EVO 250GB
   Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) :    56.918 MB/s [ 13896.0 IOPS]
  Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) :   199.219 MB/s [ 48637.5 IOPS]

  ランダムアクセス性能はリード・ライトとも960EVOがMX300の2倍程度あるようです。この結果はあくまでもこの2製品の比較です。しかし、SSDの各レビューのベンチマークから、概ね、NVMe SSDがSATA SSDよりもランダムアクセス性能は数値として上回っています。この性能差は体感としてはそう変わりはないように感じますが、数値はとしては確実に差があるといえます。

結論
今後、コンシュマー分野でもNVMe SSDは上記の理由からシステムドライブとして主流となると思います。
 

備考
M.2 SSD イコールNVMe SSDではない。
いまだにPCユーザーの間で勘違いが多いので再度、記事にします。M.2(エムドットツー)はSSDの形状・コネクターの規格名です。メモリのように基盤状でチューインガムのような形状を指します。従来からあるSSDの形状は2.5インチです。よって、M.2 SSDにもSATAのものとPCIe NVMeのものと両方あります。M.2 SSDでもSATAのものは従来と同じSATAの性能です。したがって、M.2 SSDを購入する際はSATAかPCIe NVMeかどちらなのかよく確認することが必要です。

M.2 NVMe SSDの発熱問題
これを騒ぐライターが多いように思います。しかし、私はそれをさほど問題にしていません。なぜなら、発熱し、サーマルスロットリングが発生するのはベンチマークで大量のシーケンシャルアクセスを繰り返すためです。コンシュマー分野のPC利用シーンで何GBもあるファイルを何回もコピーするケースはそうそうないからです。実際にM.2 NVMe SSDを実装している市販PCはM.2 基盤むき出しのままで装着されています。

OS起動時間
HDDからSSDに換装したら劇的に早くなるのがこれです。しかし、これを左右する要素として忘れていけないのはBIOSです。BIOSはWindowsなど同じく、CPUに命令を出すソフトウエアで、PCをテストし、OSを起動するなど縁の下のなくなてならない存在です。起動時間でもっとも時間のかかる作業がOSをストレージからメモリに読み込むことです。この作業はBIOSが担当しています。(詳しくはこちら)BIOSにはOSと同じようにストレージ用のドライバのようなものがありますが、Windows OSのそれとは別物です。なにが言いたいかと申しますと、ストレージのベンチマークでの性能がBIOSではそのまま出るとは限らないということです。このことを知っておくと後々応用が利きます。




関連記事

category: PC-M.2 PCIe NVMe SSD

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://dxr165.blog.fc2.com/tb.php/396-40ce8a73
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新コメント

カウンター(2012/3/10以降)