DXR165の備忘録

自分用の備忘録です。

グラフィックボード・ビデオカードのビデオBIOSとGOPドライバについて  

マザーボードのBIOSがUEFI BIOSに切り替わって以降、UEFI BIOS搭載マザーボードにグラフィックボード・ビデオカード(以降グラフィックボード)を取り付け、システムをレガシBIOS互換機能を使用せずUEFI仕様でブートする際には、グラフィックボードのPCI Option ROMに従来のビデオBIOSに加え、さらに、UEFI仕様のビデオドライバが搭載されていることが必要となりました。そのビデオドライバはGOP(Graphic Output Protocol)ドライバと呼ばれているようです。CPU内臓GPUも上記の仕様に従います。

マザーボード上にあるシステムBIOS(レガシ、UEFIともに)は、ビデオに関するコード(命令セット)を持っていません。通常マザーボードにビデオ機能は実装されておらず当たり前といえば当たり前ですが…。システムBIOSはシステム初期化時にグラフィックボードのPCI Option ROM からそのコードをメモリに吸い上げたのちにCPUで実行し、ビデオ機能を得ることができます。これにより、マザーボードにどんなグラフィックボードが装着されていても、私たちはOSが起動する前にPOST情報やメーカのロゴマークなどをディスプレイから見ることができるのです。

グラフィックボードはソフトウエアから見ればPCI互換デバイスです。PCIデバイスはPCI Option ROMを追加することでソフトウエアを実装することができます。これはPCI の仕様により定義されています。このPCI Option ROMにそれぞれのグラフィックボードに対応したコード(命令セット)をグラフィックスカードベンダーが格納します。


マザーボードがレガシBIOSの場合はPCI Option ROMよりビデオBIOS(このビデオBIOSによりソフトウエアは共通のBIOS システムコールを提供してもらえる)が使われます。

マザーボードがUEFI BIOSの場合はPCI Option ROMよりGOPドライバ(UEFI Graphic Output Protocolを提供する。これにより、ソフトウエアはグラフィックスカードの種別によらず共通のUEFI仕様のビデオ関数を使いビデオ機能を得る)が使われます。グラフィックスカードの製品仕様にWin 8 or 10 対応と表記があれば、その製品はGOP対応ドライバをPCI Option ROMに搭載しているようです。また、GPU-ZなどのフリーソフトでそのグラフィックスカードがUEFI対応かどうか確認することができます。



NVDIA GT710のPCI Option ROMを検証してみました。

GPU-ZでPCI Option ROMを吸出し、ROM-PARSERで解析
解析結果
Valid ROM signature found @600h, PCIR offset 190h
PCIR: type 0 (x86 PC-AT), vendor: 10de, device: 128b, class: 030000
PCIR: revision 0, vendor revision: 1

Valid ROM signature found @fc00h, PCIR offset 1ch
PCIR: type 3 (EFI), vendor: 10de, device: 128b, class: 030000
PCIR: revision 3, vendor revision: 0
EFI: Signature Valid, Subsystem: Boot, Machine: X64
Last image

NVDIA GT710はx86 PC-AT (ビデオBIOS)とEFI(GOPドライバ)をの両方を持っていることがわかりました。

参考情報
ツクモ福岡店ブログ/そうだ、グラフィックボードを増設しよう! でも、その前に..
https://blog.tsukumo.co.jp/fukuoka/2015/08/post_116.html



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